一商ブログ

令和5年度 薬物乱用防止教室

7月5日(水)に、宮城県築館警察署生活安全課より伊藤様をお招きし、薬物乱用防止教室を実施しました。

講義のなかで、直近の統計をお話しいただきました。薬物の依存性や危険性だけではなく、高校生を取り巻く犯罪(闇バイト・児童ポルノ・つきまとい等)についても触れていただきました。

実施後のアンケートより、「薬物への誘いがあったらどのような方法で身を守りますか?」という問いに“きっぱり断る”と回答した生徒が大半でした。

聴講後、生徒の感想の一部を掲載しましたのでご覧ください。

【1学年】

○薬物乱用は個人だけの問題ではなく、自分が一度乱用すると家族や知り合いにも迷惑をかけるということが分かりました。

○もしも辛いことや苦しいことがあったとしても薬物やネット犯罪など、危険な誘惑に乗らないように強い心を持ち生活をしていきたいです。

○薬物を使用する種類によって、成分の違いや罰則の取り締まり方法が違うことを知りました。

○「少しだけ」「1回なら」という安易な気持ちで手を出してしまうと、止められなくなるため、絶対に手を出さないようにしたいです。

○今はネットを介して、一般人でも簡単に手に入れられるため、情報を鵜吞みにせず騙されないようにしたいと考えました。「闇バイト」のお話では、「荷物を運ぶだけ」「簡単に稼ぐことができる」など、誘われたとしても断って自分が犯罪に加担しないように気をつけたいと思います。

 

【2学年】

○アディクション(依存症)の3側面である「物質依存:アルコール等」「関係依存:人間関係」「プロセス依存:ギャンブル等」のなかで、関係依存は自分自身にも関係する可能性があるため、気をつけたいです。また、コーヒーをよく飲むため、カフェイン中毒にならないように気をつけたいです。

○薬物は一回でも手を出してしまえば止めることができなくなってしまうため、自分のことはもちろんですが、大切な人を守るために、注意を呼び掛けたいと思います。

○大麻は覚せい剤よりも安く売られているので、多くの人が大麻を所持・使用してしまうことがわかりました。幻覚が見えたりするなど、脳に多大な影響を及ぼすことを改めて知ることができました。

○市販の薬でも、用量用法を間違えると身体に及ぼす影響は計り知れないため気をつけたいです。

 

【3年生】

○大人に騙され、簡単に付いていかないように気をつけたいです。周りの人が薬物に手を出そうとしていたら、全力で止めたいと思います。

○薬物乱用は、テレビの向こう側だけの話だと思っていました。私たち学生には縁のない話だと思っていましたが、学生でも捕まっている件があるため、身近なこととして捉えることができました。

○幻覚の一種である、脳が「手に虫がいる」と勘違いを引き起こし、自傷行為の跡の写真等を見たときに怖くなりました。改めて薬物乱用の危険を学ぶことができました。

○一般薬でも多量に摂取すると「薬物乱用」になることを知りました。

○薬物を使用しているとき、本人は幸せかもしれないが、使い終わったときに廃人となってしまうということがとても印象的でした。

○「闇バイト」に加担しないための心得として、良い話には必ず裏があることを忘れず生活していきたいです。

○薬物を乱用すると、高体温・フラッシュバック・全身けいれんなどが起こり、死に至ることを知りました。絶対に薬物に手を出したくないです。また、ストーカー被害、児童ポルノ被害、闇バイトなど、身近にある事例を取り上げていただきました。貴重なお話をいただきありがとうございました。

 

以上、生徒の感想となります。公務ご多忙の中、貴重なお時間をいただきありがとうございました。

講師:伊藤様 聴講する生徒
   
メモを取る生徒 謝辞(今野君)