一商ブログ

令和4年度 防災避難訓練

~自分ごととして捉え,真剣に臨もう~ 

 防災の基本的な考えとして,「空振りは許されても,見逃しは許されない」と言われています。この言葉を胸に刻み込むエッセンスとして,今年度から本校ではGoogleクラスルームを活用し,防災に関する学習を行い,いつどんな状況でも対応できる人間に育てていこうという考えで実施しております。

 今回の避難訓練は,「消火訓練・煙道訓練・自力避難困難者の救助」の3点になります。震度5強の地震が発生し,実習棟1階の調理実習室から火災が起こる,複合災害を想定しての実施となりました。

<〔火元確認・消火〕火災発生場所は実習棟1F:調理実習室>

 当日を迎えるまで,Googleクラスルームを通じて,事前に「煙道訓練の方法や考え方」を視聴し,回答を促しました。回答率は全校生徒106名の約30%(生徒30名)と低い回答率ではありましたが,添付された動画や画像を視聴し,生徒たちは真剣に回答してくれました。あえて強制ではなく任意として,どれだけ防災に興味を持ち臨んでくれるかを図っています。1人でも多くの生徒が主体的に防災・減災への取り組みに興味を持ってくれることを願っています。

 そして迎えた当日は,あいにくの雨天となりましたが,避難場所をグラウンドから第2体育館に変更しての実施となりました。(生徒99名と教職員30名のほか中町地区住民6名の計135名が各教室から避難)

 第2体育館では,栗原市栗原消防署西出張所の方より,消火訓練のポイントについて,実際の消火器を用いて詳しくご説明を頂きました。また,教室棟1階では本番さながらの煙が選択教室一帯を包み込み,廊下も白煙で見えないくらいでした。そんな緊迫した雰囲気の中で訓練を実施することができました。訓練後は,Googleクラスルームで災害時における防災・減災のクイズを出題しました。回答率は100%で,訓練時の感想では,「もしも,練習の白煙ではなく本当の黒煙だったらと思うとぞっとします」といった,経験から学び考えるきっかけができたのではないかと感じました。

 最後に,栗原市栗原消防署西出張所の皆様,ご参加頂いた中町町民の皆様,ご協力ご参加頂きまして誠にありがとうございました。

<担架救助 確認1> <担架救助 確認2>

<事務室より 警報>

<自力避難困難者 担架救助>
<消防隊員による消火器使用レッスン> <地域住民参加> <煙道訓練 教室内>

<煙道訓練 教室外>

<煙道訓練参加1> <煙道訓練参加2> <煙道訓練参加3> <煙道訓練参加4>